図面から組立まで|音楽ホールの鉄骨製作(後編)

街はクリスマスムード一色。

師走がやってきましたね。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

常務の大鍛治洋介です。

 

私には3人の子供達がいますので

サンタはプレゼントの準備で忙しいようです(笑)。

 

さて、前回のブログに引き続き、 

某大学の音楽ホールの事例より、

図面からいかに鉄骨が製作されて

組み立てられるかをご紹介させていただきます。 

 

今回は音楽ホールの室内の天井編です。

 

上の3D図面は依頼主からの図面を元に

弊社の設計チームが作ったものです。

 

3D図面を見ていただくとわかりますが

鉄骨が斜めになったり複雑な形をしています。

 

これは音楽ホールで音が心地よく聴こえるように

音を反射させるための反射板を取り付けるためです。

 

図面を元に鉄骨を工場で製作し塗装して

現場で組み立てた状態はこちらです。 

写真の床は作業をするために

板が敷き詰められていますが、
この板は地上から5~6メートルのところにあります。

ここは完成するとキャットウォークという
音楽設備の点検や調整作業をする場所になります。

 

音楽ホールは天井が高いため

写真の鉄骨は地上から離れたところに

組み立てられています。

 

鉄骨のサイズも形も複雑ですが

細かく製造し管理を行ない

無事に完成いたしました。

 

50年以上鉄骨製作を行なってきましたが

音楽ホールの鉄骨は私たちにとって初めての経験。

 

この経験を活かしこれからも

よりよい鉄骨製作・組み立てを心がけ

社員一同精進していきたいと思います。