大たいまつの鉄骨製作2023

工場の鉄骨製作について

本年も押し詰まってまいりましたが、

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

常務の大鍛治洋介です。

 

クリスマスも終わり、

今年の行事が終わろうとしています。

中之島鉄工がある豊後高田市では、

11月に大きな行事が開催されました。
11月24日(金)から26日(日)までの3日間、

日本三大裸祭りのひとつ

『若宮八幡社秋季大祭・裸祭り』が、

開催されました。

 
日本一の大たいまつが燃え盛る中、
さらし締め込み姿の若者が、

神輿をかついで川を渡るさまは必見のお祭りです。

このお祭りで使用する大たいまつを

昨年から中之島鉄工で製作させていただいております。 

以前は大木で作られていた

大たいまつ(長さ約16m)ですが、

木材の高騰や地球環境への配慮もあって、

昨年から再利用できる鉄骨で製造されています。

大たいまつ用の鉄骨は、昨年使用した後は、

中之島鉄工の工場で保管していました。

昨年よりもボルトの穴を

大きくして強度を増したり、

軽量化したりして、メンテナンスを行い、

2年目を迎えました。

工場の鉄骨製作について

大たいまつ用の鉄骨を竹で覆って、

付け替えができる先端部にはワラがつけられます。

お祭りの2週間前には、

御玉橋周辺の桂川河川敷に設置をしました。

大たいまつは重さが3トンもあるため、

桂川に立てる際にはクレーン車を使います。

工場の鉄骨製作について

大たいまつを支える

土台にも鉄骨を使用し、

さらにワイヤーで固定します。

大たいまつは、

風や波の影響を受けるため、

しっかりと固定を行なっています。

工場の鉄骨製作について

私の祖父がお祭りに深く関わっていたこともあり、

毎年お祭りの日には、

お神輿が中之島鉄工に立ち寄ってくれます。

私自身、子どもの頃から見ている光景で、

大人になって、大たいまつを通して、

お祭りに関わるようになり、とても嬉しいです。

工場の鉄骨製作について

11月24日(金)にお神輿が下宮に下る時と、

11月26日(日)にお神輿が本宮へのぼる際に、

御玉橋から弓矢を使って、

大たいまつに火はつけられます。

工場の鉄骨製作について
工場の鉄骨製作について
工場の鉄骨製作について

大たいまつが燃え盛る中、

壮大な太鼓の音が鳴り響き、

お神輿が川を渡る姿は、圧巻でした。

 

豊後高田市の企業として、

地域の伝統的なお祭りに携わることができ、

とても光栄に思います。

 

大たいまつは、

来年以降も使用予定ですので、

しっかりとメンテナンスを行って、

地元の企業として地域のお役に立っていきたいと思います。